タープを自作してみた(縫製編)

Roly-Poly

2014年06月14日 07:00






過去記事(企画編)はこちら

過去記事(生地編)はこちら

企画編>生地編に続く第3段、

縫製編です。


おおまかな流れとしては以下のステップです

1、生地をつなげてタープサイズにする

2、生地をヘキサタープの形に切る

3、先端部分の補強布を付ける

4、バイアステープで外周の縫い代を隠す

5、紐結束用のテープを各先端部に縫い付ける

6、ハトメを取り付ける

7、だんごむしロゴを入れる


で、幕完成。

では作業の詳細を~

すんません、今回長いです^^;


1、生地をつなげてタープサイズにする

大量生産では型紙を使い、布地を指定された大きさに切ってから
縫製(つまり2の作業の後に1の作業)しますが、
今回は生地の最大幅を使いたかったので、5m×4.5mの巨大な長方形を作ってから
仕上がりの形に切り取りました。






生地同士をつなげる際は、表から見ても裏から見ても縫い代が見えてはいけないので
折り伏せ縫い」を行います。

折り伏せ縫いはワイシャツの脇のところなんかに使われている縫い方です。


手順1:
左右の縫い代の長さに差をつけて縫い合わせる。



手順2:
生地を開き短い縫い代を長い縫い代でくるむようにして上からたたき縫い


折ったところは多少の段ができます。
折り方を逆にしてしまうと雨が降った時に、段に雨がひっかかり、
下まで流れずに雨漏りの原因になるので注意が必要です。


ちなみにミシンは・・・


母親が使っている工業用ミシンを拝借です、恐ろしく猛スピードで縫えます。


実は私の母親は私が学生の頃まで縫い子をやっていて
これで一日何百着と縫い上げる内職をしていました。
なのでやたらでかいこのミシンと4本針ロックミシンが母屋の作業部屋に
でーんと陣取っているのでいつも勝手に使っています。


左右対称に折り伏せ縫いを片道5m、押さえのダブルステッチも入れると
今回は一か所あたり15m、
それを4か所おこなったので、
合計60mを何も考えずにガーガー縫いまくりますw

これで一枚の幕の原型ができあがりました。

ここで疲れたならレクタにしちゃうっていうのもアリかもしれませんw



2、生地をヘキサタープの形に切る

次にヘキサ型に切ります。
左右対称の形で作るので、たてに半分に折ったまま切り取ります




しかし、問題が1つ

この幕の原型布・・・・

でかいんですわwww

リビングダイニング兼用で使っている我が家の「ぶち抜きリビング」でもテーブルが邪魔で広げられません;;

ってことで、母屋の仏間で裁断作業ですw



(ちなみにこの写真は縫い終わった状態です、大きさの参考に、)


6畳2部屋、約12畳使ってやっと広げられる布・・・

でかすぎじゃね?

部屋の中で見ると、何人用だこれ?ってくらい広いです。
(それでも結果的にはちょうどよかったのですが^^;)

直線に切ってもよさそうですが、タープと言ったらあのラウンドしたカンジ
出したいですよねーw

何センチ内側にとかカーブのラインは

「たぶんこんなん」ってレベルで引いてます。

実際、軒先にあたる部分は先端でカーブをきつくしたのですが
均一な円弧でよかったかも・・・


3、先端部分の補強布を付ける

ヘキサタープ型に切ったときに余った布の部分を使い
コーナー部分の補強布を作り縫い付けます。

ここの作業の写真撮り忘れていたので
出来上がりの拡大で、

三角の共布の部分です。



あとでバイアステープで縫い代は隠すので
上からたたきつけて二重にしただけです。


4、バイアステープで外周の縫い代を隠す



バイアステープは共布(同じ布)で作ると撥水効果もあり見た目の統一感も出ますが、
正直言って面倒ですw

なのでここは市販のバイアステープ18ミリを使います。
撥水効果はありませんが、こんな場所すぐに乾くので問題ありませんw

これを使ってタープの外周部分を処理します。
市販の状態でくるみが出来る形状なので、たたきで止めるだけです。


ダブルステッチで



こんな仕上がりです。




5、紐結束用のテープを各先端部に縫い付ける



先端にループを作りそこに張り紐を通せるようにします。

このテープは強度があるため、補強も兼ねています。




色は黒でも良かったのですが、赤を使いました。

なぜかって・・・



ウェザーマスターが赤だからさ~~~

それだけですw



あとちょっとで完成です、
でも、今日はここまで、^^;

つづく。


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