2014年06月05日
タープを自作してみた【生地編】

それでは、生地の選定と調達です
前回の【企画編】はこちら
生地選びの際に、撥水と防水、どこまでを求めるかを決めておかないといけないです。
撥水
は生地の表面に加工がされていて生地そのものが水をはじく機能です。
防水
は生地の裏側に防水用の薄い皮膜を貼ることで
生地にしみ込んでも裏側から漏れないようにする機能です。
有名ブランドのテントやタープはその両方が施工された完全無双タイプですが、
防水加工は裏面にシートが張られている分若干重くなります。
今回、自分は夏の日差しを避けるためのタープという目的なので、
長雨の中の数日キャンプなどは想定していません。
なので、撥水加工まであれば充分だと判断しました。
実際、何度かどしゃ降りの通り雨に降られていますが、
数時間の雨なら撥水でも雨漏りもなく、
全く問題ありませんでした。
ちなみに生地はネット販売でも販売しています。
以下参考~
![]() エコバッグやエプロンなどにおすすめ♪撥水ナイロンオックス【ワッシャー加工】 |
中には生地サンプルを送ってくれるお店もあるので
必ず実物の風合いや生地厚を見てから決めるのをお勧めします。
また、生地の幅は一般的にシングル幅(90~100cm前後)と、
ダブル幅(140~150cm前後)があるので
今回の規格サイズの場合、ダブル幅を選ばないと縫い目だらけになってしまいます。
ネットでの価格を調べると撥水加工の生地でダブル幅だと
平均価格、1メートル当たり700円前後といったところでした。
そして長手5メートル、幅4,5メートルのタープを作るためには
ダブル幅で5メートルの生地を3本つなげる必要があります。
単純計算で15メートル生地が必要として、
700円×15m=10500円(それに送料・・・)
んー、ちと高い・・・
ポールとかも買わないといけないし・・・
自作で安く済ませるどころかあんまりかわらんくって防水機能なくなってるじゃん><
いかんです、これではいかんです><
ということで、サンプルもいろいろ取り寄せて色々悩んだのですが、
ネットでの生地購入はあきらめることにしました。
そこで脳裏をよぎったのは学生時代からお世話になっている
岐阜駅前にある布地の店、「大塚屋」さんに行くことにしました。
ちなみに名古屋の地下鉄桜通線、車道駅出てすぐにもあります。
基本的には主婦の手芸の店なのですが、生地に関しては品ぞろえも多く、
舞台衣装用や、かなり特殊な生地も取り扱っています。
ありました。無地の撥水タフタ、柄物(買い物バッグ用?)のタフタ、
無地のオックス、無地の生地でも風合いの違いなども色々あります。
価格はピンキリですが、中にはセール品があり、50%オフなんかも、
お客さんは基本的には年配の主婦が多めです。
その中で遮光性のある生地を探すために生地を手にとっては
天井の蛍光灯に透かしてみるという
奇行を繰り返すおっさんひとりw
間違いなく浮いていますw
そんなことをやっていると、十分な遮光性を備えてセール価格50%オフの生地を発見!
表面は撥水加工、若干起毛しているのか変わった「ぬめり感」のある生地です。
お値段400円/m!来ました
そこでベージュとブラウンの生地を小脇に抱えて小躍りしながらカット台へ、
自分: ベージュ5メートルとブラウン10メートルください。
店員: あ、ブラウン10メートルないですよ、これ・・・
自分: え・・・・
店員: ええ・・・・^^; たぶん7,8メートルですね、
自分: えー!
自分: じゃぁ、取り寄せでお願いします。
店員: これ、売り切りのセール品なので、追加はないんです。
自分:なんてこったぃ><(心の声)
しかも、同じ生地で色違いを見てもブラウンより長そうな生地はありません、
ちなみに最初はこんな配色にする予定でした。

さてどうしましょう、
悩んだ挙句、今回の生地を、ベージュ、ブラウン、オレンジの3色、各5メートル購入しました。
生地@400円×15m=6000円
それ以外に
バイアステープ ブラウン:15メートル分
![]() ふちどり18*バイアステープ【ふちどり18mm幅】3m巻 |
グログランテープ 赤:2メートル
![]() <ポリプロピレン>カラーPPテープ(2.5cm幅)【手芸用品・手芸材料】 |
さて、想定外に色数が増えてしまいました、
配色の練り直しです
実は3色の配色って難しいんですよねー
左右で色を変える方法も考えましたが、
せっかくのシンメトリーなデザインがもったいないので
縫い目は増えますが完成状態の配色にしました。

次回は縫製編です。
2014/06/14
2014/06/26